ついに卒業検定です! が・・。おや・・?
卒業検定 前
教習所が混みあっていて、たかだか11時間の教習が、なかなか進まなかったですが、ついにこの日がやってきました。しかし、昨日から、やたらとネガティブなイメージばかりが浮かびます。
落ち着いてやれば、大丈夫。前回の教習の時だって、5~6回コース走って、一度も失敗しなかったし! と強く思うも、久しぶりの緊張感に落ち着きません。
いざ、時間になり教室に入るも・・わたし一人。アレ・・? 黒板に、検定コースが貼ってあるから部屋は間違いないし・・。とか思っていると教官が来られました。
教官「おはようございます~。今日はデコイさん、おひとりだけですよ~。」
デコイ「え?」
教官「いや~。前回の検定は12人も来られたんですがね~。ハハハ」
デコイ「なるほど~(・.・;)」
この教習所は週3回検定をやっていますが、1人は珍しいとのこと。
お、おう。まあいいさ。終わったらすぐ帰られるし。ラッキーさ。とか折り合いをつけていると、
検定の説明がはじまりました。
卒業検定 説明
検定内容は、聞いていた通りの感じです。検定コースAとBのうち、本日はAを使います。
一本橋やS字、クランクのコースアウトは即失格。急制動の停止線越えも即失格、速度不足はもう1回チャレンジ可能。クランクやS字での足つきは、1回なら減点無し。2回目から1回目の分も合わせて減点。速度超過の減点は大きいが、コースが狭いので考えなくてOK。
重要な点はこのくらいですかね?
説明が終わると、わたし一人なので、すぐに検定開始となりました。
教官「用意できましたら、指定の位置まで来てくださいね。」
デコイ「わかりましたー。」
余裕の感じで答えましたが、たぶんこの時、わたしの顔は蒼白で、誰が見てもヤヴァイ顔だったでしょう・・。
卒業検定
プロテクター等を装着し準備完了。さあ、行こうと思いましたが、なんか体がおかしい。今思えば、緊張で体がガチガチだったせいでしょう。声だけは余裕そうに準備OKの声かけと合図を出しました。
教官(放送)「それではどうぞ~。」
よし、なんか体が重いけど、やろうと、周囲確認、サイド払い、後ろ見て、乗り込む。乗ったら、ミラー合わせてエンジン。1速に入れて、右合図、後ろ確認してスタート。
ここまでは、マニュアル化しておいたので、完璧。
ところが、1周して交差点に入るところを、コースを間違えてS字に・・。
教官(放送)「デコイさーん。コー・・」
この時点ですぐに気が付きました。
デコイ「おいおいおい。ここは交差点の次に行くところやん! 落ち着け。落ち着け。」
出口でサインを出し、自分で正規のコースに戻れる事を伝えます。無難にコースに戻り、事なきを得ました。次はS字、初回の教習から失敗したことはありません。が、なぜかラインどりがいつもとぜんぜん違う・・。遠くから見たら分からなかったかもしれませんが、冷や汗かきながらクリア。そして次は一本橋へ。
もうなんか、一本橋の太さがとてもとても小さく見えて、行ける気がしませんでした。スタートするときから心が負けていました。
そんな状態で、間も取らずにスタート、案の定、一本橋に乗った瞬間にコースアウト・・。
ああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ。
卒業検定 後
やっちまった・・。やっちまった・・。
思い出したよ。わたしの豆腐メンタルを。チキンハートを。
こういうプレッシャーがかかる事を避け続け、社会人になってからは、より一層避けて生きて来た結果が多分これだよ。
わたしはスタート地点に戻ります。
教官「デコイさーん。スタート地点に戻ってくださーい。」
ハイ・・。もう戻ってマス・・。
デコイ「すいません。(苦笑)」
教官「緊張されてましたか?」
デコイ「ハイ。ソウデスネ~」
教官「技能実習簿を見る限り、一本橋、なんら問題ないんですけどね~。」
教官「途中まで完璧だったんですけどね。コース間違えておられたから、緊張されているのは分かりましたが」
デコイ「はあ・・」
教官「1時間補習がありますので、受付で手続きお願いしますね。」
デコイ「はい・・」
たかだか卒検落ちただけで、走馬灯のように過去の記憶が蘇ります。(笑)
思えば、学生時代からプレッシャーから逃げていました。
例えば、クラブ活動しているのに試合に出ない。
「俺は試合に勝つことには、興味がないんだ。 ( ・`ω・´)キリッ」とか。
社会の試験で、書いてる漢字が全部間違っている気がしてきて、全部ひらがなで解答した。とか。・・これは違うか。
なんせ、緊張、プレッシャーに弱いのに、久しぶりにその環境にさらされたせいで、緊張状態(極)になって体が凍ったのでしょう。
手の血行など悪すぎて、実際に氷のように冷たかったですし・・。
なぜか、帰り道、頭の中でこの曲が永遠リフレインしていました。なんで突然思い出したのだろう・・。
そもそもこれ、橋が落ちる歌やん・・。橋から落ちる歌ちゃうで・・。
卒業検定 反省
2日間ほど落ち込みました。が、今は気持ちを切り替えて、今回の反省をしっかりとし、次回に繋げたいと前向きに考えています!
まず、料金に関してですが、卒検や見極めに何度落ちても料金一定なので、その点では安心です。これは次回の卒検の緊張緩和の一助となるでしょう。
今回の失敗の原因ですが、緊張が全ての原因・・としては、なんら成長が無いので、しっかりと考えたいと思います。
1.圧倒的に速度不足
緊張のせいで、速度が全体的に出ていませんでした。一本橋で落ちた最大の理由がこれだと思います。
2.半クラ技能不足
なぜかエンストするのが異常に怖くなり、半クラやリアブレーキをあまり使えませんでした。
上記の社会のテストの謎心理のせいかな・・。
今まで、エンストなど、ほとんどしていないのに、なぜこんな心理状態になったのか・・。
補修の日に、半クラ、リアブレーキ、しっかりと感触を確かめます。
3.一本橋の入り口が小さく見えた
緊張のせいで、訳が分からなくなりましたね。
今までの教習の記事にも書いていますが、一本橋は今まで、なんとなく渡れていました。しかし、ある程度は、しっかりしたロジックに基づいて渡るようにしようと思います。
色々と調べて自分なりに大事だと思った4点を、次回の補習で気を付けようと思います。
アクセル回しぎみで一気に最初は上る(速度)
目線はゴールを見る(安定)
前かがみでハンドル操作しやすく(安定)
ニーグリップ(安定)
明日、補習です。検定だと思ってコースを走るようにします。
ちなみに、これからは補習1時間→検定→補習1時間→検定・・となります。1回で終わらせられるよう頑張ります・・。
予定通りに行けば、4日後が検定(2回目)になる予定です。
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